コロナの影響で今後どうしたらいいのか不安でいっぱいのプライベートネイルサロンの経営者が取るべき行動。

ネイルサロンばかりではありませんが、コロナウイルスの影響を受けて売り上げが減少している店舗がほとんどかと思います。

 

毎日感染者数の発表やニュースやワイドショーを見て、恐怖でしかない。自分が感染してしまうのではないかと言う恐怖はもちろん、一時休業している自分のプライベートサロンのことを考えると手足が震えたり、動悸がしたりする。

家賃と広告費、自分の生活費はどうなるんだろう。営業していないから売り上げはゼロ。でもかかる経費や生活費はほとんど変わらない。貯金がないわけではないけど、それだってこのままだとすぐに無くなってしまう。

国や都がさまざまな対策を発表してくれているけれど、補助金、助成金、融資など全くわからず、調べてはいるけれど苦手意識があるからか読んでもわからない。自分がどの条件に当てはまるのか、自分が申し込んでもいいのか、書類はどこでどう手に入れて、どこに提出したらいいのか。

サロンをオープンする時も、簡単にオープンできてしまって、難しいことは避けてきた。ネイル以外の勉強はほとんどしていないからこのような事態にはめっきり弱い。

誰に聞いたらいいのかわからないし、毎日家にいるだけで不安な情報ばかりが耳に入ってきて、本当にどうしたらいいのか。

プライベートサロンの経営者さんはこれまで一人で頑張ってきている、技術で頑張ってきているという人が多く、このような事態に誰に頼ったらいいかわからず、不安と恐怖ばかりかと思います。

Contents

緊急事態宣言後に休業をしているサロンが今後どうなるか。

ほぼ1ヶ月の間休業してしまうとどうなるか。

⚫︎売り上げが立たない
⚫︎お客様と一時的につながりが途切れる
⚫︎どのタイミングで営業再開していいかわからなくなる
⚫︎家賃が払えなくなる
⚫︎生活ができなくなる

など、最終的にはお店を閉めないといけないと言う最悪な事態となります。

今どれくらいの貯金があるかにもよりますが、売り上げがないとサロンの家賃が払えなくなります。

これまで毎月来てくださっていたお客様が、遠出をしたくないためにご近所のサロンに行かれ、そのサロンに定着するかもしれません。自分でオフして、これを機に今後しばらくネイルをしないと言う選択をとられるかもしれません。

一度休業と決めて、ホームページやSNSで休業のお知らせをしてしまったことで、この事態が収束しない限り再開しづらくなります。

2ヶ月以上これが続くと、自宅の家賃が支払えなくなったり、生活ができなくなったりするかもしれません。

毎日家にいることでさまざまなネガティブな情報ばかり耳に入り、不安と恐怖で気が狂いそうになりますね。

そして、このままの感染者数の増加が続く状態だと、5月6日までの緊急事態宣言や自粛の要請も、延長される可能性も高くなっています。

 

コロナウイルスの影響を受けたプライベートネイルサロンの経営者の不安の本当の理由

これまで一人でサロン経営を頑張ってきたプライベートネイルサロンの経営者は、ほとんどが同じような不安な状態かと思います。

ただ、不安不安と言っていても何も解決しません。一度冷静に不安の理由を整理してみましょう。

プライベートネイルサロンの女性経営者のほとんどの方が当てはまると思わえれる不安の理由を考えてみました。

・ネイルの相談ができる友人はいるけれど、経営レベルの相談ができる人がいない
・ネイルに専門用語は得意だけど、経営の専門用語がわからず資料が読めない
・数字が並んでいると頭が真っ白になる
・この状態をどうしたらいいか全くわからない
・来月のサロンの家賃をどう支払ったらいいかわからない
・今、今日、何をしたらいいかわからない
・ネットやテレビのニュースで流れる感染者数を聞くたびに怖くなる
・このままだと生活ができなくなる可能性がある

いかがでしょうか?ほかにもあるかと思いますが、整理すると、
相談者がいない、知識がない、正しい情報収集ができない、そしてそれをもとに自分で考えたり判断することができないということでしょうか?

でしたらこれを機に、相談者をつくり、学び、確かな情報を手に入れ、自分で考えられる人になればいいのです。

不安でしかないプライベートネイルサロンの経営者が知るべきこと

今起きていることを一度整理してみましょう。

感染者数は増える一方です。海外と比較して急激な増加もなく、人数もまだ少ないのですが、PCR検査数が増えれば感染者数が増えるのは当然です。現在普通に生活している人でも症状に出ていない人もいますので、もしかしたら発表されている人数よりも、何倍もの感染者がいるかもしれないのです。

そのような状態で、感染者数だけで一喜一憂して、極端に不安になり、まともな考えができなくなってしまうことも恐ろしいことです。
※感染者数だけではなく、検査数、感染者数に対する死者数の割合とその伸び方、退院者数の人数など全体をバランスよくみてみましょう。
【参考サイト】
苦手な方はまずは眺めるだけでもいいです。慣れていきましょう。
日経新聞のチャートで見る日本の感染状況

感染者はすぐにはゼロにならないのは感染者数の推移のグラフを見ればすぐにわかります。ですから今後コロナウイルスとは長い付き合いになるとまず受け入れましょう。

その上で、①今できること②今すぐやっておいた方がいいこと③今後のためにやることを考えていきます。

 

不安しかないプライベートネイルサロンの経営者がコロナの影響を乗り越えるための3つの行動

これまで一人で頑張ってきたプライベートネイルサロンの経営者は、ほんとぅは技術以外にもたくさんできることがあります。それを踏まえて、今取るべき行動を考えます。

①今できること
これまで信頼関係を作り上げてきたお客様は今どうしていますか?
お爪が伸びて困っていませんか?
月に一度のネイルを心の支えにしていた方は今どんな状況ですか?

あなたを毎月頼りにしてくださっているお客様のことを考えてみてください。お爪のことはもちろん、どんな不安を抱えて一人でいるか心配ではありませんか?

毎月通ってくださっていたお客様にコンタクトを取りましょう。
それは売り込みや予約のお誘いではありません。大切なお客様のことを気にかけてほしいのです。
できればお一人お一人に連絡を取り、お爪のこと、ハンドケアのこと、毎日の不安なことなどをこれまで通りに話して少しでも明るい気持ちになれるようにしてあげてください。

もちろんその話の流れで、ケア用のハンドクリームやオイルが欲しいということであれば販売もしていいです。必要とされていることでお役に立てること、やってみましょう。

例えば
・お客様のことをイメージしながら考えたデザインのチップ、お客様の好きなアーティストをイメージしたネイルチップなどを作って写真を送る
・お一人暮らしのお客様にご連絡をしたり明るくなれるようなメールを送る
・オフやケアの動画をお客様に送る
・オンラインでお茶会やネイル相談会を開催する
など。

②今すぐやっておいた方がいいこと
最低3か月はこの状態で続けていける状態を今すぐつくりましょう。

かかっている経費が家賃と材料費程度であるネイルサロンでは、経費削減はほとんどできません。
ですから活用できる国や地方の施策が無いか調べ、それを申請しましょう。
経済産業省から出されたコロナの影響を受けた事業者への支援策のパンフレット
こちらの情報は読んでいるかもしれません。読んでもわからないから困っているのですよね。

読んでもわからないという方は、各都道府県、市区町村に経営相談窓口がありますので、そちらで相談してみてください。現在コロナ関連相談電話窓口などがあるところもあります。
電話をして「事業を行っているのですが、コロナの影響で事業の継続ができなくなりそうで困っています。誰に何を相談してどうしたらいいかわからないので、大枠から教えてもらえますか?」と言ってください。運が悪くなければ丁寧に教えてくれると思います。

③今後のためにやること
この状態がいつまで続くか先が見えません。今後あなたの経験や実績を活かしてできること、新たな試みなどを考えてみましょう。
ただし、まったく異なることを始めるのではなく、あなたが今持っている技術やノウハウ、資源を活かしてできることです。
通常のサロンワークとの相乗効果が生まれ、お客様が必要なものを考えてみましょう。

不安な精神状態だと、「デリバリータピオカが儲かるって!」「○○の化粧品が売れるみたいだよ」「美顔器を高額で売れば大丈夫」など、これまでにあなたが関わっていなかった分野の聞こえの良い話に気持ちがなびきますが、まずはあなたが今持っている技術やノウハウ、これまでの経験などを活かして出来ることを考えてください。そしてさにお客様が求めていることです。そのための準備を始めましょう。

これらを①②を優先的に行ってくださいね。大切なお客様を気づかった行動をして会えなくてもコミュニケーションを取る、そのお客様が帰ってこられる場所を守っておくということです。

経営者が冷静にひとつひとつ行動していけば不安もなくなり、少しでも良い結果に繋がります。

とても大変な状況となり、だれもが経験したことのない生活になってしまいました。不安でない人はいないと思います。

ですが、止まってしまったらまた動かすことはとても大変です。①~③の行動で動き続ければ、落ち着いたころに大きな経験となり一回りも二回りもたくましい経営者となります。ドーンと構えられる人になってくださいね。

ここまで一人で頑張ってきたあなたなら必ず乗り越えられます。

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