ネイルの施術が楽しい、デザインを考えるのが好き、などネイルのお仕事が好きで転職したはずなのに、いざサロンに勤め始めると「私、向いてないかも」と感じたりすることもあると思います。
絵を描くのが好き、ジェルをきれいに塗るのが楽しい、どこにもないデザインで喜んでもらいたい。そんな思いで資格を取得して、ネイルサロンに就職が決まったけど、サロンの仕事についてから、始めてわかることがたくさん。意外と接客もしないといけないし。人見知りだから技術が物を言うこの仕事が楽しいはずと思ったのに、初対面のお客様との会話が弾まないことが多い。やっぱり私、ネイリストには向いていないのかも。
私の少しあとに入ってきたスタッフは、いつもお客様と盛り上がっていて笑いが絶えない。どうしてだろう。「今日はお休みですか？」「今日は寒いですね」「この後はお出かけですか？」など話しかけてもなかなかそのあとが続かない。
リピート率も指名率もこのサロンで私が一番悪い。みんなにはどう思われているかな。
ネイルがとっても好き！技術に優れている！というスタッフほどこのような悩みを抱えているようです。
コツコツと作業をするのが好きで、技術を追求していくタイプのネイリストは、素敵なデザインを生み出すのでインスタなどに写真を上げると「いいね」がたくさんもらえますね！
ただ、サロンワークは自分の自己満足で施術をするものではないとわかっている。だからこそ悩んでしまうのかと思います。
お客様との会話のいとぐちの見つけ方
お客様との心を開いていただくためにまずは自分が心を開かないといけません。お客様が心を開くのを待っているのではなく、自分から、です。
そんなとき、最初のアプローチが重要となりますが、日頃あなたはどんな言葉をかけていますか？
今日はお休みですか？
このあとはお出かけですか？
今日は何色系にしますか？
デザインはお決まりですか？
これらはお客様の心を開くアプローチではありません。もっとお客様に興味を持ち観察してみてください。
前回のネイルも素敵ですね！取ってしまうのもったいないくらいです！
ショートヘアがお似合いですね！美容室もこのあたりですか？
いつも爪ばかり見ていましたけど、○○さん、靴もおしゃれですね！買い物はどちらでされるのですか？
気になったこと、知りたいことを質問するだけで、会話が広がっていきます。
目の前のお客様に焦点を当て、目の前のお客様にしかできない会話ができるようになることで、お客様の心は徐々に開いていくものです。
ぜひ観察力を磨いてお客様の変化や素敵な部分で会話を広げてみてください！
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