ネイリストになって頑張っているけど、収入、年齢的な体力、ネイルサロンの今後などいろいろと不安を抱えている人が多いようです。
ずっとなりたかったネイリストとして働き始め、お客様の爪をきれいにすることが楽しくて、さらにお客さまからお礼まで言っていただけるなんて嬉しいことばかり。失敗もあるけど、技術的に成長していると実感もできているし、こんなにやりがいのある仕事はない!
そう思っていたけれど、しばらく働いていて、なんだか不安な気持ちになってきた。このまま私はこの仕事をずっと続けるのだろうか。10年後もネイリストとして働いているだろうか。給与も全然上がらず、収入はこのままでいいのだろうか?
おしゃれな街に住みたいから無理して人気の街に住んでいるけど、小さなワンルーム。やりたいことが出来ているのだから、それくらい我慢しないといけない。
そうは思うけれど、お金も溜まらないし、座りっぱなしの仕事で腰を痛めたりする人も多いし。だからといって、この仕事以外に何もできない。事務や営業などのお仕事がどんなものかもわからない。
今の仕事にもお店にも仲間にも不満はないけれど、なんとなく将来が不安。
このように収入面や年齢的な体力などを考えると将来が不安だという話はよく聞きます。
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ネイリストの平均年収と平均年齢
■ネイリストの平均年収
ネイルサロンで働くネイリストの平均年収は約300万と言われています。ですが年代別に見ると、
20代 → 200~240万
30代 → 300~350万
40代 → 200万~240万
というように、30代をピークにそれ以降は収入が下がる傾向にあります。
30代になると店長やマネージャーなどを任され、役職手当などが付くことがあり給与が上がりますが、40代以降になると早上がりのパートタイムでの働き方に変わったりすることも多く、このような傾向になっています。
■ネイリストの平均年齢
ネイリストに定年はありません。勤めているサロンや会社によって定年があるかもしれませんが、ネイリストという職業は何歳でも就くことができます。
ですが、現役ネイリストの平均年齢は20代~30代。40代や50代でもネイリストとして活躍している方もいらっしゃいますが、圧倒的に若いスタッフが多いのが現状です。
ネイリストの年齢的な壁として
・体力の低下
・視力の低下
などがあります。
ネイリストとして好きなことを頑張っているのに不安になってしまうのはなぜ?
せっかくネイリストという好きなことを職業にできているのに、不安になってしまうのはなぜでしょう。もやもやしている原因をつきとめて、解決策を考えていく必要があります。
将来が何となく不安というネイリストは、何が不安なのか考えてみましょう。代表的な3つをあげてみます。
①給与が上がらない (経済的問題)
→日常生活で我慢している、一人暮らしができない、貯金ができないなど
②労働時間が長い(時間的問題)
→休みの日は疲れて一日ゴロゴロしてつぶれてしまう、友達と遊ぶ時間がないなど
③腰痛や肩こりの症状がある、視力の低下(身体的問題)
→辛くてこの状態で何年も続ける自信が無いなど
他にもあるかもしれません。また、全部当てはまる人もいるかもしれませんが、一番辛いのはどれでしょうか?
ネイリストの将来の不安を解消して毎日楽しく働くために。
ネイリストの「将来が不安」という問題を解決するために、代表的な不安要素3つを考えてみます。
①給与が上がらないなどの金銭的な問題について
こちらは単純に給与を上げるためのことをすれば良いです。給与を上げるために何ができるか。
・歩合制の場合は物販に力を入れる
・指名料が付く場合は指名を取る
・店長やマネージャーを目指す
・独立する
物販を頑張れば給与が上がるというネイリストは、販売の考え方をもう一度学んでお客様に買いたいと思っていただくようにコミュニケーション力を上げましょう。
指名料が付く場合は、リピート率を上げることです。リピートされるときにはほとんどが指名してくださるので、指名されるようなコミュニケーション力を上げましょう。
店長やマネージャーを目指す場合は、サロンワークだけではなくサロン運営を学びましょう。
独立する場合は、安易に独立するだけでは継続的に稼げません。計画性を持ってしっかりと独立するために、ビジネス力をつけましょう。
これらは技術を売りにするネイリストにっては、新しい学びかもしれません。技術だけで売れる時代はとっくに終わってしまっています。接客力やセンスなど総合的に身に着け、歩合や指名料、役職手当がもらえるように、新たなステージに上がるために学びましょう。
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②労働時間など時間的な問題について
こちらはサロンによって決まりがありますので、あまりにもひどい労働環境であれば、転職を考えても良いかもしれません。ですが、今よりももっと広く多角的な視点から見て、この働き方が自分のためになっているのであれば、すぐに転職する必要はありません。特にネイリスト歴が浅い人は、簡単に辞めてしまうと他のサロンで採用されにくくなります。
③腰痛や肩こりなどの身体的問題について
体力が持つか、身体が持つか、というお悩みも多く聞きます。身体的な問題は治すことができるのであれば治療する必要がありますが、もっと将来的なことを考えて、ネイルの世界で自分が他に活躍できそうなこと、やりがいがあることを今から見つけていきましょう。
例えば、ネイルサロンでのデザイン制作担当やプロモーション担当の道を選んだり、エリアマネージャーなどを目指して施術人数を減らすなど。サロンによってはネイル商材の開発をしているところもあります。
もう少し広く見て、大好きなサロンに貢献できること、大好きな業界を応援できることはないかを考えてみてください。最近ではネイルサロンでもネイリスト以外での採用を考えているところもあります。
まとめ
ネイリストで将来が不安でない人は少ないかと思いますが、自分の不安の根本がどこにあるかを知り、「不安」な気持ちでもやもやしているだけではなく、今からできることをしっかりやっておくことをお勧めします。
準備をしておけば、いざその時がきたら、次のステージに進む、転職をする、考え方を少し変えて長く続けるということができます。
せっかく取得した資格や技術を活かせるうちにしっかり活かし、将来の「不安」ではなく将来の「夢」に変えていってください。
応援しています!
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