一流ネイリストに必要な知識の一つに、色に関する知識があります。
色についての知識を持っていると、説得量のある色のご提案、センスの良いデザイン考案が簡単にできるようになります。
今回は配色についてご説明します。
Contents
配色の種類
配色ルールのバリエーションを知っていると、イメージ通りのデザインを作ることができます。配色の種類はたくさんありますが、代表的な配色をご紹介します。
1.類似色相配色
2.同一色相配色
3.補色色相配色
4.グラデーション配色
色相環
配色を覚えるにあたって、色相環を知っている必要があります。
色相環とは、スペクトルと呼ばれる虹に見られる赤・橙・黄・緑・青・青紫をグラデーションでつなげて一つの輪にしたものです。
色には番号がついていますが、これについての詳細は省略させていただきますが、簡単に言うと色の名前のようなものです。
配色に関してはこれらの色の位置が重要となります。
1.類似色相配色
色相(色み)が似た色同士の配色で、色相環で色相差(色の番号の差)が1ないしは2の関係。
≪イメージ≫
メリット 1.まとまりがでる 2.安心感がある
デメリット 1.単調 2.無難 に見えます。
色相環の色の番号が隣同士または2つの差の配色は、色の差があまりないためにまとまりが出て見えたり、安心感があるのですが、一方では単調に見えることもあります。
2.同一色相配色
同じ色相(色味)でトーンを変えた配色
≪イメージ≫
メリット 1.穏やかさがある 2.安心感がある 3.上品 4.優しい
デメリット 1.物足りない 2.さみしい
同じ色相(色み)の配色は濃淡のグラデーションになり、 品のある配色になりますが、少し物足りなさを感じるため、ポイントカラーをプラスしたりパーツをプラスしたりすると華やかになります。
3.補色色相配色
色相環上で反対にある色またはその両隣の色
≪イメージ≫
メリット 1.カラフルでかわいい 2.レトロ・ポップ
デメリット 1.派手 2.きつい
色の差がある配色は、カラフル感が出て元気なイメージになります。彩度が低い色(鮮やかすぎない色)で作ると落ち着いた配色になります。
グラデーション配色
色を少しずつ変化させた配色です。同じ色みで明るさを変える、同じ色みで鮮やかさを変える、同じ色みでトーンを変えていく、同じトーンで色味を変えるなどグラデーション配色の方法はいくつかあります。
≪イメージ≫
メリット 1.上品 2.穏やか
デメリット 1.ぼやける 2.物足りない
グラデーションは穏やかで上品なイメージを与え、見た目も美しいのが特徴です。
配色の活用法
どんなイメージにしたいのかをしっかりとヒヤリングし、イメージに合わせた色の組み合わせをしていくことがポイントです。
こちらは補色の配色なので元気でかわいいイメージですが、ビビッドカラーではないので少し優しいイメージとなっています。
まずはサンプルチップ制作でチャレンジしてみてください!!
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